旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2020年12月23日

別に死んだわけじゃないんだから!
思い出をよすがに日々過ごすのはどうなんだろう?と思わなくはないですが、11月29日以降夫との将来を考える余裕はあまりない。
思い返してヨヨヨと泣いてばかりはいないけど、ふとした瞬間に懐かしさが私の胸を埋め尽くし淋しさがこみあげてくるのです。トイレに駆け込み水流で嗚咽をかき消すこともしばしば。
子供たちの前であまり涙は見せたくないのです。




きっと私一人では行かない。夫が連れて行ってくれる店。
夫婦二人で外食した後にもう一杯飲みたいねってことでオーセンティックバーによく連れて行ってもらった。
特定の店はない。
ふらっと街を歩いて見つけた店に入る。
そういえばハズレたことなかったな。どのバーも居心地が良かった。
車で出かければ帰りの運転があるので私は一切飲まないし、もともとお酒は強くないので電車で出かけてるからと飲んでもせいぜい1~2杯。

私はお酒よりもバーの雰囲気が好きだった。
カウンターに並んで座って少し離れたところにマスター。
薄暗い中でぼんやり灯るオレンジ。私はよく「琥珀色の空間」と言っていた。
何度もその空間が好きだと話したから、夫は毎度連れて行ってくれたんだろう。

夫はよく「ボウモア」のロックを頼んでいた。
マスターとしばらく銘柄談義してるのを横で聞いてるのも好きだった。
もうあの瞬間は楽しめないかもしれないな。