旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2020年12月26日

最近、スマホを持ってお風呂に入るようになった。
昔は夫がお風呂で映画見ながらの長風呂で、それを真似た次男もYouTube見ながらの長風呂で、次に入る人が困るから「スマホ持って風呂入るの禁止ルール」が出来たんだけど、今は私が持って入ってる。
病院からの緊急の電話を逃さないようにというのが理由だけど、Twitterなど開こうもんなら長風呂になってしまうのよね。なるほど・・・時を忘れるな。

まぁ本当にびっくりするくらいスマホを肌身離さず持っているんだけど、今日は別。本気の風呂掃除で籠っているときにリビングに置いたままのスマホが鳴った。らしい。
息子が「病院から電話鳴ってる!」と持ってきてくれたときにはすでに切れていて慌てて掛けなおした。




6日ぶりの主治医からの電話だった。
今は透析のカテーテル?を首から通してるが一般病棟に変わるのに管理のこともあるので手にシャントを入れて透析できるようにしたいという話。

前回口から挿管している人工呼吸器を気管切開に切り替える話が出たときは私が同意書を書き病室で処置が行われたが、今回は手術室で行われるという。

2020年12月14日 - 旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

ということは病室から手術室に移動する際、ごく短時間だが面会できるそうで「来られませんか?」と聞かれた。行かないわけがない。「行きます!」と二つ返事で、手術の説明を受けるのと合わせて時間の約束をいただいた。
1分もないかもしれない。それでも1か月弱会っていない夫が今どのような状態なのか見て確認したいと思う気持ち。
会える喜び半分、現実を目の当たりにする不安半分。




夫のことは身内と夫の友人の一部にしか知らせていない。
日々夫の容態が変わらない(決して安定してるとは言えない)状況の中、ただ家で病院からの連絡を待つだけの私は正しい言葉が見つからないが慣れてきてしまっている。
夫が普通に仕事に行っていた「日常」と変わらず、子供を学校に送り出し、掃除・洗濯をし、食事を作る。常に夫のことは頭にあるが、日常から夫だけが抜け落ちている日々に慣れてしまっている。小さな不安がいつくも積みあがってそれを一つ一つ自分で消化しながら過ごしているが、それを心底ぶちまけられる相手はいない。以前はその相手は夫だったけど、今の不安を誰かにぶちまけられない。
そうやって自分の中に押し込んで押し込んで押し込むことに慣れた日を過ごしていると、今日のように「変化」があって身内にそれを伝えるときは堰を切って溢れ出し心が不安定になっていると感じる。

私が堪えなければ、支えなければ、だれが夫を・・・というのはわかっている。でもこんな時私を支えてくれていたのは夫だったよなぁと考えめぐるのである。