旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2021年1月1日


あけましておめでとうございます。

本来なら心から「いい年にしましょうね!」という気持ちを込めて発する言葉ですがあまり祝う気持ちにはなれません。
儀礼的になってしまい、すみません。

でもね、このブログやTwitterを見てくださってる方々には感謝しているのです。
決して気持ちのいい言葉は並んでいないのに時折励ましの言葉をいただいたり、自分一人が辛い時を過ごしていると思うことも多い中、遠くから見守ってくれてる方々がいるのがわかり気持ちがとても支えられているのを感じています。
辛い気持ちがわかるとか、がんばれとか、そういう言葉は掛けず、ただ私の吐き出したものを見てくださって各々何らかの気持ちを持ってくださる。「見て(聞いて)くださる方がいる」そう思うだけで少し楽になれているのです。


昨日、大晦日の晩に届きものがありました。
親類から野菜なんか送ってきたのかな?と思って出ると「しゅう様のお届け物はこちらでいいですか?」と。「しゅう」の名前を使っているのはブログとSNSのみです。誰!?なぜ住所を知っている???となったけどすぐ思考回路は繋がりました。

2020年12月22日 - 旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

このエントリーを投稿したころ、プロフィールにAmazonほしい物リストを貼ったのです。
正直「誰か送って!」と強く願ったわけでもなく、「あぁこんなシステムがあったなぁ。匿名の方に助けられた人のブログも一時期よく目にしたなぁ。」なんて思って何気なく貼ったのです。
特に貼ったことをアピールすることもせず、ただひっそりプロフィールに貼ったのですが見てくださった方がいたのですね。
おむつを3つも送ってくださいました。
匿名というシステム上、どなたが送ってくださったのか私にはまったくわかりません。それでも何かわかる方法がないかと調べたのですが行き当たることはできませんでした。
直接お礼を申し上げることもできませんが、言葉が届きますように・・・。

本当に、本当にありがとうございました。
夫が入院して1か月経ち、その現実と環境に少しは慣れたつもりでした。でも新年を迎えるにあたって家族が揃わないことや、付き添いもできず一人CCUで意識もないまま年を越す夫を思うと気分は沈みがちな大晦日を過ごしていたところにお届け物がありました。
それは驚きではありましたが、同時に背中をスッと撫でてもらったような温かい手を感じました。
気持ちがふっと軽くなり、人の優しさに触れ泣き笑いです。
家族に事情やシステムを話すと私以上に驚いてましたね。「そんなシステムがあるのもすごいけど、見ず知らずの人に支援できる気持ちがありがたい」と言ってました。
この素晴らしいサプライズのおかけで明るく笑って年越しできました。
夫のためになるだけでなく、家族の気持ちも支えていただき、本当にありがとうございました。




Amazonほしい物リストの存在は知っていたけど、私が誰かに匿名の贈り物をしたことはたぶんありません。
逆に今回贈り物をいただいて気持ちがとても明るくなりました。気持ちを支えていただいて、何度お礼を言っても足りないくらいです。
私もそんな行動ができる人になりたい。

Pay Forward

いつか私にも気持ちの余裕が持てるようになったら、別の誰かに渡すかたちで恩を返していきたいと思います。