旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2021年1月21日

「夫が入院してる」ということは精神的に負荷がかかっているのは事実だけど、もうそろそろ平行して日常生活を前に進めていかねばならない。
のはわかってる。
それが「夫をないがしろにする」という気がしてならなかったが、そうではないんだと切り替えなければならない。

私はご飯を食べていいんだし、必要なら自分の買い物もする。
子供の心の負担を少しでも減らしたくてそれが正しいかはわからないけどクリスマスもしたし、控えめだけどお正月も祝った。
次男はもうすぐ高校受験だけど親の心配=経済的な心配をせずに希望する学校を目指してほしい。
そうやって家族が暮らしていくためには「ないがしろにする」という考えは捨てて前に進まなければならない。と思う。

私の住む大阪でも新型コロナウイルス感染症の拡大を抑えるため緊急事態宣言が発令中で不要不急の外出は控えている。
もうずっとコロナの影響で家族の面会も認められない状態が続いており、私が夫のいる病院に通う頻度も減っている。
看護師さんから「もうすぐおむつが無くなりそうです」と連絡が入った時だけおむつを持って病院に通う。もちろん面会はできない。
夫に会えなくても通う。
私が直接夫に関われず、私や家族だけが日常生活を前に進める努力をしていると、どうしても「夫をほったらかしている」気になってしまう。
私や家族の意思で会わない訳ではないのにそんな気持ちになってしまって罪悪感がぽっと生まれるのだ。

でもそんな気持ちを繰り返している訳にはいかない。
暮らしていかねばならないのだから。




私は私の心を平穏に保って前に進む努力をする時期だ。
自分の機嫌は自分でとる。
生活のために働くことはこれからの私には当然必要だけど、自分を不安定な状態にしないためにどうやって自分の機嫌をとるか。

例えば趣味に没頭すれば「夫さんがそんな時によく遊べるね」と言う人もいるかもしれない。
「よくブログになんか書けるね」と思う人もいるかもしれない。
でも私が自分の平穏を保てるならそれもいいんじゃないかと思っている。

そういえばもうほぼ2か月、筆を手にしていない。
せっかく3年続けてきた書道だ。しばらく中断していたけど再開しようかと思う。
練習している最中は無心になる。あっという間に2~3時間経つ。
もともと字はひどくないと自認していたが「綺麗な字かけるようになったなぁ。」とよく夫は言ってくれた。
今日、先生から2月の競書誌が届いた。また出品してみようかな。

去年の2月初旬に「夫婦で健康維持のために山登りしようか」と言って買った登山靴がある。
直後にコロナが流行りだし一度も履くことのなかった登山靴が部屋の隅におきっぱなしだ。
緊急事態宣言が解除されて、もう少し暖かくなったら、登山に行ってみるのもいいかもしれない。
ここに行こう、あそこに行こうとリストアップしていた低山がいくつかあるから。
写真を撮って夫に報告するのもいいかもしれないな。

他人から見れば遊びでも、それを選ぶ理由がある。
私には夫との会話や約束が胸にある。それを行うことで自分の平穏を保てるなら、遊ぶのもいいかもしれない。