旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2021年2月5日

前に進むってどうやったらいいの?
家族と話して笑いあうこともあるけれど、基本的にずっと夫のことが頭にあって、毎日寝て起きてごはん作ってごはん食べて・・・やってるけど「生きてる!」って感覚がない。生活のルーティンは以前と比べてできないことが多くなってしまっていて、廊下の隅に埃を見つけて「あ、掃除しなきゃ」って気づくレベル。

立ち止まっててはいけないとはわかってるけど一歩がなかなか踏み出せない。

私には時間がたくさんある。
以前なら朝から家のことをやって、趣味に時間を割くこともできた。毎日の生活の中で家族の生活を支えてる自負があった。「生きてる」感覚があった。でも今はその感覚がない。ただ息をしてるだけの存在。何も前向きに進めず、何か役に立つ存在でもなく、そこに居るだけ。たくさんある時間を無駄にしている。だって本当なら毎日でも面会に行きたいのにコロナ禍で面会禁止だから。時々それは言い訳なんじゃないかとさえ考える。夫のことを思いながらも側に行かない私は私を責める。ふと夫のことを考えない時間に気づく瞬間がある。それは何かから逃げているような、自分が卑怯者のような、そしてまた私は私を責める。

私は私が思うより夫のことが大好きだったみたい。お互いの役割を果たして自立しているつもりだったけど全然そんなことなかった。支えあっていた棒がポッキリ折れたらもう一方もグラグラになってしまった。昔どちらが先に死んだ方が辛いか話したことがある。私は「あなたは私が先に死んだら悲しんでくれるけど切り替えられる人だからちゃんと生きていけると思うよ。」と言った。夫は「しゅうに先に死なれたら俺はボロボロになってしまうから先に死ぬのは俺にしよう。しゅうは残ってもちゃんと生きていけると思う」と言った。私はそれに同調した「うん、私は一人でもやっていけると思う」って。大嘘だったね、グラグラで全然やっていける気がしないよ。


あぁ、ぎゅっとしてほしい。私が心配や不安を抱えた時にそうしてくれたように。そう思っていたら夕べの夢に現れてぎゅってしに来てくれたね。夢だとわかっているのに締め付けられる感じがしてあなたが側にいる安心感を得られたよ。でもぎゅっとしていた力が抜けていくのもわかって離れる怖さもやってきたんだ。