旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

息が詰まる土曜日

暑くて大きい雲が浮かぶけどいい天気の土曜日は息が詰まる。
朝から草野球に行った夫が昼過ぎに帰ってくる。2Lの水筒に麦茶と一つまみの塩を入れ持たせる毎週のこと。「水分しっかりとってね」と言うのも決まり事で送り出した夫が帰ってくる。日に焼けた顔、鼻の頭が赤くまた日焼けしている。
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買い物に行こうかと家を出ると、タイミングよく夫が帰ってくる。
「どこ行くん?」
「買い物ー」
「そっか。う~汗だくで風呂入りたいから一緒に行かんでもいい?」
「ええよ。エアコンつけてるからね。」
「ごめんな~。よろしく!」

そして私が帰宅するとシャワーを浴びてすっきりした夫がパンツ一丁でエアコンの効いた部屋でまったりしている。
「おかえり。晩御飯なにー?」




この一連のお決まりのやりとりを思い出す。暑くなってきてから毎週思い出す。
息が詰まる。
じっとしていられなくて、たまらず家を飛び出した。車を走らせたけど特に行く当てもなくぐるっと一周近所をドライブして家に帰る。
夫がいるはずの家に帰る。

夫はどこにいるのか。
毎日手をあわせる仏壇に?納骨したお寺に?それともあのもくもくと立ち上る大きな雲のもっと上空に?
「おっさんのことだからしゅうちゃんの側にいるでしょ。きっとここ(仏壇)にいるでしょ。」
先日来てくれた夫の友人はそう言った。
だよね。
私もそう思う。
だから毎日手をあわせるし、仏壇に向かって語り掛けているんだろう。


かいくん、ほんまにそこに居るなら毎日些細なことから想い出を紐解いては泣いてる私をどうにかして。
恋しい。触れたい。声が聴きたい。