旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

傷口に塩を擦りこむ?マゾっぽいけど後ろ向きな気持ちはない

仕事が決まりました!
派遣会社経由の業務委託という形ではありますが、働いてお賃金をいただきます。
正社員として賞与もある働き方ができればいいのですが、私の求める働き先に正社員の求人は限りなくゼロに近いから仕方ないです。
職業訓練で医療事務を学び、それを活かし、これからも勉強し続け、仕事を突き詰めプロフェッショナルになりたいのです。

例えば近所にはクリニックがたくさんあります。正社員の求人もありました。
でも私は中抜け(昼の休診時間)があり、診療終了時間の遅いクリニックで働くことは望んでいません。
単科の外来だけの仕事を求めていません。
働ける場を見つけるのが最優先でそんな選別はしていられない状況ではありましたが、最初から諦めてかかるのも何か違う・・・ということで一番ハードと言われる環境に身を置くことを決意しました。
大きな病院で入院のレセプト(診療報酬明細書)や請求事務に係る仕事をします!と心に決めて就活に挑みました。

大きな病院では医事課は外部委託してるところが多いです。なので病院の正社員・直接雇用はとても少ないです。
ということで職業訓練校に来られた3つの派遣会社から私の目指すところの「大きい病院」と受託契約を持っている会社の面接を受けました。
派遣会社との面接はあっさりしたもので即登録となり、後日に現場管理の責任者との面接も済みました。
毎日接する現場責任者に使える人材だと思ってもらえるか。
ちょっとだけドキドキしながら挑みました。なんせ雇用面接なんて15年ぶりくらい。でも年の功とはよく言ったもので自分が経験してきた、生きてきた自信を持てていたから平常心で面接を受けることができたし、手ごたえも得ることができました。
合否に不安を持たない自分になんでそんなに自信を持っていられるのか不思議でしたが、絶対そこに勤めるんだ!という強い意志を持っていたからかもしれません。

通える範囲に総合病院はいくつもあって、ダメなら一つずつ条件を下げて就活していくつもりでした。
キャリアコンサルティングの授業で指摘された世間一般で言われる就職難、それに加えて自身の年齢、それをかいくぐって職を手にするために背負わされた負荷・・・何十件も応募することになるだろう、何か月経っても職を手にすることができないかもしれないという不安を叩きこまれたように思います。
でも最初の応募・面接で採用されたということは自分の自信にしていい!ですよね。
医療事務講座の講師はよく言ってました。
調剤薬局やクリニックは採用されやすい。でもそこで経験を積んで上(大きな病院)に転職しようとしても難しい。単科だけでは経験者としての判断には至りにくい。」と。
だから私は将来自分の人生設計のボリュームを調整しやすくするために難しい環境に身を置き修行します。
症例が多く難しい大学病院で入院レセプトに関わる仕事をします。


実はその大学病院は夫が入院していた病院で・・・。
「生活圏内で大きな病院」という条件で仕事を探すのだからそりゃ限られますし、ぶち当たりますよね。
夫の病で要となっていた病院に勤める可能性を考えてとても迷いました。マイナス方面にね。
でも夫は私が留まっていることを喜ぶ人ではなかったし、私は残りの人生を充実したものにしなければ。それを夫も願ってるはず。
昨日は面接で病院敷地に足を踏み入れても苦しさはありませんでした。それどころか懐かしささえ感じていました。
やっぱり夫の影を追ってるかな。
あ、これ罪悪感だ - 旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ
人に言うとそんな苦しい環境に身を置こうとするなんて!と言うかもしれませんね。
まぁもともとマゾ体質ではありますが(笑)別に自分を痛めつけてやろうという気持ちはありません。
自分のキャリアのために選んだ職場です。ハッキリ言えます。選択肢上に夫の入院していた病院があったということです。
夫は教育病院で高度な医療を受けたんだと思っています。
その病院でキャリアを形成できることに将来への繋がりを感じているし、そしてあの時患者家族として私が受けた恩を返せる仕事をしたいなと思っています。