旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2020年12月1日

午前8時半、K大学病院から着電。

「緊急時以外電話連絡いたしません」

そう言われていたのでドキリとした。

容態が急変したのか!?とこわごわ電話に出た。
主治医からの直接の電話で内容は「術後の状態を造影CT検査するので造影剤使用のための確認」とのことだった。
安心できる状態ではないものの容態の急変ではなかったことに胸をなでおろした。
本来サインをいただくところだが電話での承諾でかまわないとのことで話は済んでしまった。

「あの!あの!今はどんな容態ですか!?」尋ねられるチャンスは多くないので聞かなければ。上にも下にも変わりがない状態だということは聞けた。意識はまだなく鎮静剤をしばらくは使った状態に変わりはないが安定状態を保てるように願うのみ。




心配で不安な日々に変わりはないが家族としてやらなければいけないことは色々ある。
会社とのやりとり、保険関係の手続き、面会できないとわかっていても病院に書類を持参する必要もある。
車で移動するのは公共交通機関より早いが、ここで私が事故などで動けなくなってはみんなが困ると普段以上に気を遣う運転をするのでとても疲れる。

コンビニに寄ってコーヒーを買った。
車を動かさないまま少しぼーっとしていた。

今私は夢を見てるんじゃないか?
「夫が急病で長時間の手術を受け今も鎮静剤で眠ったまま。面会もできず夫の様子が気になるが知る手立てはあまりない。いろんな手続きもあって忙しいのか気が紛れているのか」って夢を私が病院のCCUのベッドで見ているんじゃないか?
現実は夫や子供があたふたしながら私の容態を気にかけているんじゃないかと思ったり。

そういえば聴覚って一番最後まで残っているって聞いたことがある。意識がなくても横で家族が声かけたり手を握ったりするのって回復に影響あるのかないのかってレポートを探してみたり。
コロナ禍で面会禁止は致し方ないとは思うけど、限定した家族だけでも側にいることで反応したりするんじゃない?って思ったり。

今まで小さい選択を目の前にして「どっちがいいと思う?」と聞ける存在だった。お互いに何でも話し合って決めてくることも多かった。知恵を出し合った。賛同で背中を押してくれることも反対で気づきをくれることもあった。
今いっぱい相談したいことがあるんだけどどうしたらいいの?