旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2021年1月3日

例年のお正月と違って今年は義実家にも行ってません。
だって年末年始は寒波が激しく平野部でも雪が降るって言ってたじゃないですか。
義実家(同じ府内でも雪が降る町)からは「これからのことも話したいし来てほしい」と言われたのですが、凍った道も雪降る道も私は怖くて運転できません。ノーマルタイヤだし。
ということを丁寧にお伝えしてお断りしたところ来ると言ってた義弟もコロナで来阪は控えるという判断になったらしく、また(コロナが)落ち着いてから会いましょうということに相成りました。




ところで。
私には医師・看護師の友人はいなかったかと色んなツテを思い手繰るのですが、いませんねぇ。一番身近にいる私の母は看護師ではありますが、もうずっと病院ではなく老人ホームで勤めているので「今の現場はわからない」となり夫にまつわる医療の相談相手としては難しいのです。

どこの病院もそうなのかはわかりませんが、夫の主治医はズバッとした言葉はおっしゃらないんですよ。
「意識回復の見込みはあります」「意識が戻ることはないでしょう」「意識は戻らないけど透析と経管栄養で長生きはできますよ」
もちろん安易にそんなこと言えるわけありませんよね、人それぞれです。同じ症状で救急搬送されて、同じ処置を受けたとしても、その結果が万人同じにはならない。だから断定するような話は出来ないってわかってます。
でもこの先の夫の体がどうなっていくのかわからない不安や知りたい・わかりたいという気持ちは家族として持って当然かと。
たくさんの患者さんを診てきて医師の中で経験として予測できることも話せないんでしょうね、主治医としては。

だったら夫の治療に全く関わりのない医療従事者なら「こういう場合こうなるんじゃないか」ってざっくばらんに話が聞けるんじゃないかって思ったんですけど、そのツテもないので実際話してくれるかもわかりません。
そんな無駄な妄想を続ける日々なんです。




人としてどうなんかと思われてもいいから言いますが、怖いんです。この先の自分の人生が。
ちょっと前にドラマでありましたね。見てないのでストーリーはあまりわかってませんが、意識不明になって十何年も経って意識が回復して人生を取り戻す?みたいなドラマ。
それって十何年も家族は看護を続けたということでしょう?私、それができる自信が持てないです。
今夫がその状態になっているというのに、何も覚悟を持てないんです。

周りの人は「絶対回復するから信じて!」「目が覚めるときが来ることを願いましょう」と言います。
夫の回復を願ってくれる友人にクソみたいな気持ちを持ってしまう自分がいるんです。「どうせ時が経てばあなたたちはそんな気持ちも夫の存在も薄れていくでしょう?」「いつくるかこないかわからない回復の時を待って側にいるのは私だけなんでしょう?」
スレて腐った気持ちばかりが芽生えてそんな重責背負って生きていく覚悟が持てません。
ただただ心配し回復を願った時期を過ぎ、何とか叶った面会で夫の今の姿を見て怖くなった私は人でなしですか?