旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

お礼参り

なんとなく心がざわざわして落ち着かない朝でした。
何か落ち着けることを・・・と考えて、あのお寺にお礼参りに行くことにしました。
2021年3月9日 - 旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

奈良にある長谷寺です。
夫が大好きだった長谷寺です。
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前回行ったのはまだ18日前のこと。
なのに今日は桜が満開で、あの日の風景と比べるととても華やか。

あの日、私は、
「夫が回復しますように。苦が取り除かれますように。」
そうお願いしてずいぶん長い間観世音菩薩様の足を撫でていた。
結果、夫の苦は取り除かれました。
自由になって身軽になって・・・そう私は思っています。

「ありがとうございました」
何度も心の中で唱えながら「私の考え方は間違いじゃないよね?」と自問していました。答えはまだ出ていません。




最近、私は一人で車を運転しているとき夫に話しかけている。
『四十九日までは亡くなった人は身近な人の周りにいる』ということを目にして、夫はまだ私の周りにいるはずだと思っているから。
私が出かけようとすると「俺も一緒に行こうかな~」とついてきてるに決まってる。
人との約束で出かける以外ならスーパーへの買い物でもついてきたがってた夫のことだから絶対ついてきてる。

「ねぇ、いるよね?」

そう言って夫に語りだしてしまう。
「今日は長谷寺に行くからゆっくり観音菩薩様と話して、お礼言ってね」
私は夫がゆっくり過ごせるように外舞台で時間を過ごした。
もうそろそろいいかな?とその場を離れようとしたときはきっと夫が戻ってきたとき。

なんて思いはちょっと感傷的なのか空想的なのかもしれない。